RTX3090リグをAMD EPYCプラットフォームに換装する(計画編)

  • 背景
    • RTX3090は元々暗号通貨採掘に使うつもりはなく、他の趣味のために購入したのだが、GPU以外のパーツの入手性が極めて悪く、本来の用途で使えずにいた.
    • が、ここにきて必要なパーツが週末にはそろう目処がついたので、とりあえず構成だけ記しておくことにする.
    • 想定する用途は3Dレンダリングディープラーニング、その他科学技術計算である*1.

 

  • パーツリスト
    • 種別 メーカー 品名 個数 単価[千円] 小計[千円] 購入先
      CPU AMD EPYC 7443P 1 225 225 newegg
      メモリ Micron MTA36ASF8G72PZ-3G2E1 2 53 106 Ark
      メモリ Micron MTA36ASF8G72PZ-3G2B2 2 49 98 Joshin
      マザーボード Supermicro H12SSL-i 1 66 66 myspec
      電源 Thermaltake TOUGHPOWER 1200W 1 20 20 Amazon
      電源 Thermaltake TOUGHPOWER 1050W 1 15 15 ドスパラ
      PSU連動ケーブル SilverStone SST-PP10 1 1 1 Amazon
      CPUクーラー Noctua NH-U9 TR4-SP3 1 10 10 myspec
      Storage ADATA XPG SX8100 ASX8100NP-256GT-C 1 4 4 NTT-X
      Storage SanDisk SSD PLUS SDSSDA-2T00-J26 1 21 21 パソコン工房
              総計 566
    • シングルソケット24C, 48T, 256GBメモリ.
      • 1GPUあたり10スレッドもあればCPU処理がボトルネックになることはほぼないのではないかという期待.
      • デュアルCPUあるいはより多いコア数を必要とするような純粋にCPUだけを使う重い処理はたぶん少なくとも5, 6年は無いと思うし、必要になったときにまた考えればよい.
      • ということでCPUクーラーも小さめの空冷にした. Noctua によると冷却は問題ないらしい. あとはこれも参考にした.
      • メモリも多分使い切ることはないだろうが、念の為モジュールを64GBにして4スロットを開けることにした. Supermicroによると、8スロットを全て埋めた方がパフォーマンスは良いとのことだが、4と8ではそれほど変わらないのではないかと思っている.
    • 一つだけ桁が違う価格のパーツがあるが、まさにこれが昨年からOut of Stock および価格高騰によって私を悩ませた元凶である.
      • 7443Pは昨年は$1398(〜17万円)くらいで海外のショップに出ていたと思うが、見た限りではOut of stock. そして国内のショップでは取り寄せが可能であってもその2倍程度(~33万円)というありさまであった. 趣味なので緊急性は皆無でありとりあえず手をつけないでいた.
      • ちなみにこの価格は送料・各種税金および、CPS*2という故障に対する延長保証を含んだ額である.
    • 別にAMDにこだわりは無いが、Xeonも同水準であればそれほど価格に違いはないし*3、なによりPCIeレーンの充実と電力効率が圧倒的に優れているので今回はEPYCにした.
      • Threadripperという選択肢もあったが、電力効率と価格*4の観点から、EPYCの方を選んだ. 
      • 10年くらい前に今回と同じ用途でデュアルOpteronで1台組んだが、そのときはintelの方がパフォーマンスが良かった気がする.
    • 電源は使い回し*5、それ以外は4月末の価格であることに注意.
    • CPU以外は比較的入手性がよく、国内のショップから入手できる.

 

  • その他
    • 組み付けるためのフレームは改装完了後にまとめる.
    • 来週には完成すると思うので性能等はそのときにレポートしたい.

*1:つまりGPGPUとして使う

*2:1.3万円で2年間

*3:なんなら割高まである

*4:特にマザーボード

*5:2021年購入