RTX3090のマイニング設定のチューニング

  • リグの電源の配線を調整*1したのだが、そのときついでにminerのオプションをいじってみたところ通常より若干高いハッシュレートおよび高効率になったのでここに記録しておく.

 

 
Hash rate
(ETH)
効率[MH/W]
GMiner(Windows版)の設定
  コアクロック
(lock_cclock)
メモリクロック
(mclock)
電力制限
(pl)
これまで 121 0.433 1095 1300 76
今回 127 0.436 1145 1550 80

f:id:vlUd3droFz_u67sgXZ21wy5fgP:20220402122341p:plain

      • 画像左はこれまで、右は今回における各ステータスを示す.

 

  • 以前ネットで探索したときには、最適な設定として、コアクロック-300〜-200、メモリクロック+900〜+1200といったパラメータを多くみかけたので、この範囲または少し前後するくらいのパラメータしか試してなかった.
  • 実際、これまでの記事にあるとおり十分なハッシュレートが出ていたので満足していたが、メモリクロックはまだ上げる余地があることがわかった*2.
  • 以前、1300を超えるメモリクロックを試したときは逆にレートが下がった気がするので(はっきり覚えていないのだが)、もしかするとサーマルパッド交換によって特性が良くなったのかもしれない.
  • さらに上げてもいいのだが、リグの内側にあるGPUの温度は上がる傾向になっており、これ以上の温度上昇で不安定化するのは避けたい*3のでここまでにする.
  • 室温22℃湿度20%未満の環境でこれなので、5月以降はより抑えた設定にする必要がありそう.

*1:分岐ブレーカーごとに実測消費電力が1000w以下になるようにした. 電源周りの話は改めて別の回にまとめたい.

*2:ただしハッシュレートの限界値や最適設定値はメーカーによって異なるので MSI GeForce RTX 3090 GAMING X TRIO 24G 独自の特性かもしれない

*3:その都度細かいパラメータ調整に時間を取られたくない